地球ごめん

地球環境について思ったことと、趣味のバイオリンについて書きます。という目的で開設したがなんか考え事の雑記が主。

バイオリン左手 1~4ポジションの指標づくり

1~4ポジションについて考えを述べます。このポジションは、最も位置する頻度の高い、いわば地面みたいなポジションのイメージです。
指標をつくることを意識します。というか指標づくりについてだけしか述べません。

 

目標は、寝起きでも活発なときでも二日酔いの日でも、崩れないような指標です。その指標を頼りにすることで、適当ですが90点くらいの音程の精度をめざします。
90点、について。パッ、と音程を取ったときにいきなり100点をとれるような精度は目指していないです。とても努力しないといけない。
パッ、と音程を取って90点でも、そこに10点を加算することができる微調整能力を獲得する、というアプローチで正確さを強固にしたいと思ってます。微調整能力についてはまた別のおはなし。

 

1~4ポジション、この区間は楽器のネック。いわば棒状なので、太さの微小な変化はあるものの、突起などがないので場所がわからない!!
しかし、はっきりとした指標が3つあります。
・糸巻付け根(糸巻とネックの付け根)
・ネック付け根(ネックのと楽器ボディ付け根)
・楽器ボディ
これを頼りに、1~4ポジションの指標を作ります。

まあざっくりまとめると以下です。(自分の感覚。身長170cm、手の大きさ20cm強)

1  :人差し指の付け根が、糸巻付け根に触れる
2  :指標なし!!
2.5:手首の付け根が楽器ボディに接する
3  :手のぷにぷにが楽器ボディに当たる
3.5:親指の付け根が、ネック付け根に当たる
4  :親指の側面をネック付け根に当てる

(自分にとって)2ポジションは指標がない。中途半端な位置(自分にとって)、というのが理由です。

 

 
●1~4ポジションの指標づくり

 

指標を一番作りやすい4ポジションから述べます。指標にしやすい順に述べます。#、♭のとこの専門的な名称は知らないので、2.5、とか3.5、と表現します。また、全てA線を例に述べます。他の線でも感覚の大きな隔たりはないと思っています。

何度でも書きますが個人の感覚です!
(身長170cm、手の大きさはめいっぱい広げて親指ー小指が20cm強)

 

●4thポジション(ミのナチュラル)
親指の側面をネック付け根に当てたところを指標とする。

親指と人差し指でネックをつかみ、その状態で楽器を地面に垂直にしたときに、力のつり合いが取れるような人差し指の位置が、大体ミのナチュラルになる。

楽器を構えた状態だと、親指と人差し指で楽器をつまんでも、手首やら腕の傾きで、位置の感覚が曖昧なのです(感覚が鋭敏な人がうらやましい)。楽器が地面に水平なので、目で見てもいまいち位置がわかりません。
指でつまんでぷらり、とすれば、楽器が自動的に地面に垂直になる。そうすると、位置を特定できる。確認できる。理解できる。
(説明が難しいですが、楽器をぷらんと重力に任せた状態にする、というのはやってみると面白いです。弓とかでも。楽器は落とさないように。布団の上とかでやるといいかも)

 

●1stポジション(シのナチュラル)
人差し指の付け根が、糸巻付け根に触れる(触れる程度、しっくりくる感じの)ところを指標とする。

4ポジションでは、楽器を垂直にする、というアプローチで人差し指の位置、つまり音の位置をほぼ特定できますが、それ以外のポジションでは、手首の角度、指の長さなどが影響するので、結局経験に頼らざるをえないです。これが、指標としか言えない理由です。

 

●3rdポジション(レのナチュラル)
小指のした、手首付け根より上のぷにぷにした部分(小指を動かす筋肉か)が楽器ボディに当たるところを指標とする。

動画でプロの奏者が3ポジションを弾いているのを見ると、実際に当てているんじゃなかろうか、と思います。
無論、べったりくっつけるとシフティング、左手の移弦その他もろもろの障害になるので超注意でしょう。常に当てている状態だと動きの問題もあるし、楽器のニスなどにも影響がありそうなので、悩みどころです。あくまで指標の作り方であると割り切ってます。

ちなみに、当てる、当たる、触れる、をはっきりと分けてます。当たる、というのは少し強めに触れている、と同義でしょう。いずれにせよ感覚的な話です。

 

●3.5ポジション(レの#)
親指の付け根が、ネック付け根にしっかりと当たるところを指標とする。

1や3ポジションのときの手のかたちを水平に動かして、親指の付け根をネック付け根にあてているのです。4ポジ項目では書いてないですが、4ポジションでは、親指を少し、“ネック下に潜らせる”という感覚があります。
4ポジションの半音下なので、「なんとなく4ポジションから少し下に下がったところ」という感覚で捉えがちですが(少なくとも自分はそうでした)、
「潜らせるか潜らせないか」
「親指の側面がネック付け根に当たるか、それとも親指の付け根が当たるか」
という区分はっきりすることで、今、自分がどのポジションにいるか、が意識しやすくなると考えているのです。

 

●2.5ポジション(ドの#)
手首の付け根(手首で、指紋みたいなしわがはっきりと見えるようなところらへん)が楽器ボディに接するところを指標とする。

探るときに、手を外側に倒したような状態になりますが、あくまで指標探しのための状態です。しっかりとした音を出す際はニュートラル、自然な構えに戻ることを心がけるよう努めたいです。


●各ポジション指標まとめ(自分の感覚)

1  :人差し指の付け根が、糸巻付け根に触れる
2.5:手首の付け根が楽器ボディに接する
3  :手のぷにぷにが楽器ボディに当たる
3.5:親指の付け根が、ネック付け根に当たる
4  :親指の側面をネック付け根に当てる


***


ここで、上記で述べていない、2ポジション(ドのナチュラル)と、0.5ポジション(シの♭)について。

2ポジションは自分の感覚ですが、糸巻付け根からは離れるし、ネック付け根からは遠い。という理由で指標になりづらいと考えています。
0.5ポジションは、単純にまだ感覚を身に着けておらず、自信がないので述べてません。1ポジションから下がったところ、という適当な取り方をしてます。
一応下に説明をかく。

●2ndポジション(ドのナチュラル)
1ポジションのお隣さん、という感覚。慣れである。あるいは、2.5ポジのお隣さん。

一応指標はあります。2.5ポジが、手首付け根+楽器ボディ、という感覚なら、2ポジは手首付け根のもうちょい下+楽器ボディ、という感覚です。
あまりに曖昧で、手の大きさに強く依存するので、ますます主観的で、確実性もない。手首も大きく外側に倒さないといけない。ということから非実用的な指標だと思います。

2ポジションが一番経験頼りかもしれない。

 

●0.5ポジション(シの♭)
親指の側面が糸巻に接したところ、あるいは、1ポジションから手を糸巻側にぐっとよせて、また何かにぶつかった感じのところが指標っぽい。

こういう文章を書いているので、ついでにちょっと考えてみた、というだけです。
普段は、ハーフシフト(手首の傾きでポジションチェンジ)で音をとることが多いので、0.5ポジションを明確に意識することがありませんでした。これをきっかけに実用化します。


***


以上、指標について述べました。4ポジションだけはほぼ音程を特定できるのですが、他のポジションについては指標だけでは音程が特定できないです。指標を獲得したとしても、指の位置の決定要因は、思いつくだけでも、
・指の曲げ具合、開き具合
・ナックル(左手のこぶし)の上下の高さ、手首のたおし具合
・肘の位置
・腕の角度
などがあります。結局経験に依存します。バイオリンは自由度が高く難しい。


***


●問題提起


2ポジションは指標がありません。1ポジション、2.5ポジションからは、お隣さん感覚でポジションチェンジできるのですが、それ以外のポジションから、とくにハイポジションのかなり高いところ(7、8ポジション以上)からパッと2ポジションに行く、なんてのは本当に経験頼りです。

ここで、上記で「お隣さん」という言葉で表現した感覚、どれくらいの量移動したか、という感覚について改めて文章にしてまとめることにします。

さらには、移動する手段、どうやって移動するか、という話に発展させます。おわり。

 

 


8ポジションまでは、なんとなくの指標をつくっているが、ハイポジションについてはまた気がむいたらかく。

 

「バイオリン ポジション 指標」と検索しても、上記にかいたような内容の記事があまり見当たらなかった。指標、という表現が適切じゃないのか?
指標:何かを指し示す目印となるもの。あとは数学用語。手元の辞書(三省堂)より。
ガラミアン教本、他教本で表現を探してみよう。先生にも聞いてみよう。