ごみの分別/プラスチックごみ/分別の意義の素朴な疑問
自分が実践しているエコ(っぽいこと)を書きます。ごみの分別はまめにしています。
まずは燃えるゴミにしない、ということを考えます。
牛乳パックは紙パック、菓子の箱は紙、包装はプラスチック、と、身の回りで発生したごみは全て適切な分類をする、という姿勢です。
物をあまり購入しないので、日々で生じるごみはコーヒーがらと牛乳パックとチョコレートとポテトチップスの包装がほとんどです。
紙は分別しやすいので楽なのですが、菓子や食品の包装のプラスチックが分別意識の悩みどころかと思います。
お菓子の包装は、すべて洗って、プラスチックごみにします。
中に油がついているので、ガバッと開き、石鹸で油汚れをとります。
自分は、包装のたぐいはすべて一か所にまとめておき、定期的にまとめて洗います。ガバッとひらき、手に付けた石鹸でガーっとやります。
カギは、とにかくガバッと開くことだと思います。すごく洗いやすくなる。
納豆のパック、フィルムは、水につけておけばぬめりが取れるので、プラスチックごみにします。
“水”の洗浄力は結構ばかにならない。つけておけば油でない汚れはほぼ完全にとれます。油が混ざっていてもかなり洗いやすくなります。
脱線しますが、ガンコな油汚れは、水で柔らかくする、あるいは温める、などで取れやすい状態にしたあとに、ティッシュ等でふき取って燃えるゴミにするべきなのかな、と思っています。自分はそうしています。油として流しに流すのも、いたずらに合成洗剤でごしごしする、というのも、だいぶ水を汚している、と思います。
上記は食生活に応じた事例ですが、とにかくプラスチック容器は分別する。
外出時に購入したものや、家とは別の場所にいたときも、ごみを家に持って帰り、紙とプラスチックとに分けます。ごみが大量に発生するような場合だと、ごみ回収用の袋を用意してそれに入れて持って帰り、家で分別します。匂いがでそうなやつはどっかで軽く洗います。(コンビニ弁当などはごくまれにしか食べないので、匂いがでるようなごみは発生しない。それでもどこかで洗って持って帰ると思う。簡易掃除用のティッシュと水を用意するとよさそうだ)
分別ぐせをつけていると、プラスチックの容器に紙のシールなどが貼られていると、少し憤りを感じる。(卵のパックなど)
時折、紙のシールに見せかけて、プラスチック製のシールだったりするのですが、そういうときは、「わかってんなあ」と謎の上から目線で感心します。
そういう、紙とプラスチックが完全に一体化しているものは、はさみなどで切って分けて、どうしようもないところだけ仕方なく、燃えるゴミにします。
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もっとも、そういう分別へのこだわりは、分別が実施されている自治体に住み始めたから、というのが大きいです。そもそも知らなかった。
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やる人はもっと徹底的にやるでしょう、反対に、やらない人は徹底的にやらないでしょう。はちゃめちゃに厳しい自治体もあるでしょう。
「ごみ 分別 自治体」と調べると、なるべく分別が楽なところに住みたい、という意見がありましたが、分別、という行為が住む場所を決める、と考えると分別もあながち軽視できない行為かと。
自分の未熟さを感じるのは、そもそもそういうごみが発生してしまう商品を購入してしまうことです。例えばおかしならば、個別に包装されているものではなく、まとめて包装されているものを購入する、ていうか自分で作る。
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文章は、具体的な方法ではなく、考え方の抽出を念頭にしていますが、公の場に文章を公開する以上、自分が行っていることの答え合わせはしないといけないかな、と思い、少々調べてみました。
自治体のHPなどをみていると、プラスチックはプラスチックでもバケツなどは別、などと書いています。バケツをまだごみとしてだしたことはないが、気をつけねばなるまい。
リサイクルの対象となるのは、プラスチック製容器包装、だそうで・・・。
食品保存容器のジップロックなども、プラスチックにみえるが、可燃ごみなのだそう。
(しかし、もっと固い容器に「プラ」と表記されているケースもあり、一体なにが違うのか、など疑問に思った)
ジップロックの分別について触れている個人サイトがあったので失礼ながら転載させていただきます。
http://nonoka.seesaa.net/article/2291519.html
プラスチックだったら全部一緒だろ、とも思うのですが、どうなのでしょうか。異物混入で工場が稼働しなくなるのでしょうか。最悪工場が爆発するのでしょうか。正直、「プラ」と表示されていないプラスチックを一緒にしてしまったことはあります。工場が爆発したなんてニュースは聞いていないのでそこは安心しています。以後気を付けよう。
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プラスチック製のごみは、日本容器包装リサイクル協会、によると、材料リサイクル、ケミカルリサイクル、という二種類のリサイクルを行っているそうです。
そこで、一つの疑問です。燃やすのと、リサイクルすんの、どっちがエコなのか、ということです。
そりゃあ、リサイクルしましょう、と言われているくらいだから、リサイクルしたほうがいいんだろうな、と思ってはいるのですが、そのリサイクルのための施設、の運用コスト、建設コスト、など全部加味するとどうなのか?と考えてしまいます。
プラスチックの生産・消費のサイクル、という単純なモデルにおいて、リサイクル、という工程を一生導入しないことと、リサイクルのための施設やら設備やらを導入してプラスチックの生産に寄与するのは、どっちが地球環境にいいのか。
(僕は、地球環境への負荷を、自然を育むことのできる土地の量、エネルギー(化石燃料)、生態系への影響、とりあえずこの3つで考えて、自然は増えて、消費エネルギーは減り、生態系は変わらないこと、が地球環境にいいことだ、と判断しています。)
一番はプラスチックなんか作らないことなのでしょう。しかし今叩いているキーボードはプラスチックなのだ・・・
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最後。繰り返しますが、そもそも一番は、お菓子を購入しないことでしょう。全ての資源消費を減らす結果となります。
それだけじゃなしに、チョコレートのカカオはアフリカに、ポテトチップスのいもは北海道、アメリカにあるので輸送によるエネルギーも地球環境への負荷につながります。
真のエコ実践者ならば徹底的な地産地消をすべきでしょうが、まだまだ修行がたりない。
まあ身近なところからの実践なので割り切ってます。チョコレート食べないと破裂しそうな気持ちになります。アディクト。純国産チョコレートとか、地産地消チップスとかないのかなあ。